2005 Fiscal Year Annual Research Report
在宅療養児の包括的看護の確立にむけたコーディネーター育成プログラムの開発
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15592264
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
奈良間 美保 名古屋大学, 医学部, 教授 (40207923)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 妙子 京都橘大学, 看護学部, 助教授 (40303557)
宮城島 恭子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (60345832)
田中 千代 北里大学, 看護学部, 講師 (20297188)
村上 泰子 名古屋大学, 医学部, 助手 (00402628)
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| Keywords | 小児 / 在宅療養 / コーディネーター / トータルケア / 親子の相互作用 / 家族機能 / 地域連携システム / 教育プログラム |
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| Research Abstract |
1.小児在宅療養コーディネーター研修に参加した看護師への質問紙調査の分析
平成15〜16年度に開催した小児在宅療養のコーディネーター研修会に参加し、研究への参加の同意が得られた看護師に対して、研修会前・中・後に質問紙調査を行い、その結果を分析した。研修会に参加した看護師14名は、研修会前から小児の日常生活の世話を理解、実施していたが、親子の相互作用を意図した支援、継続看護や他職種との連携は必要性を理解しながらも充分に実施できず、社会資源の活用は理解も実施もできないとの回答が多かった。研修会中に理解や実施の自己評価は上昇する傾向にあり、特に、事例検討後は明らかな上昇が認められ、参加型学習の効果が示唆された。終了後3か月目の調査では、継続的教育の機会を要望する回答が多かった。
2.小児在宅療養コーディネーター研修会の改訂プログラムの考案
看護師、保健師との協働で、(1)親子の相互作用・家族機能・社会資源の基礎知識、(2)セルフケア・重症心身障害児ケア・ターミナルケアに着目した小児在宅ケアガイドラインを検討した。
ガイドラインと質問紙調査の結果に基づき、小児在宅療養コーディネーター研修会のプログラムを改訂した。小児と親の相互作用、家族機能、社会資源に関する基礎知識とアセスメント法を系統的に提示し、事例分析に対するグループ討議の時間を設けた。中部地区3県の病床数300床以上で小児科を標榜する総合病院または小児専門病院計109施設に研修会の案内を送付し、参加希望のあった看護師66名を対象に平成17年6月より平成18年2月まで8か月間、計4回の研修会を開催した。研修会に3回以上参加した看護師50名のうち、研修会前・中・後の質問紙調査全てに回答した40名について分析した結果、包括的支援の理解、実施、気持ちの項目はいずれも肯定的に変化した。特に、グループ討議後に変化する者が多く、ピアサポートの効果が示唆された。
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Research Products
(4 results)
