2003 Fiscal Year Annual Research Report
男女共同の0〜3歳児子育ての社会化と子育て観評価指標及び類型別子育て支援法の研究
Project/Area Number |
15592270
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
内藤 直子 香川大学, 医学部, 教授 (00290429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 有理子 関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 講師 (70368413)
井関 敦子 香川大学, 医学部, 助手 (10363201)
白井 瑞子 香川大学, 医学部, 助教授 (60314910)
植村 悠 香川県立保健医療大学, 看護学部, 助手
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Keywords | 子育て観尺度(CPS-M97) / 子育て満足感・生きがい感(CPS-Mの下位尺度) / 子育て負担感・不安感尺度(CPS-Mの下位尺度) / 0〜3歳児 / 専業母親 |
Research Abstract |
本研究の実績としては、平成15年度に日本語で作成した質問紙票の検討と作成を試みている。具体的には、従来の尺度開発である日本語で作成した子育て観尺度(CPS-M97)およびタイ国の女性の子育て状況にあわせた質問項目を作成した。その質問紙票は英文作成して、タイ国の協力大学であるブラハ大学に日本の研究員4人で赴き、タイ国における本研究協力責任者である看護学部長のSuntharawadee Theinpichet博士と、同大学教員であり助産師である三人の協力者と検討会を同大学で三回実施した。さまざまな視点から、0〜3歳児を育てている女性の生活実態を考慮しながら、タイ国での調査方法および質問紙の妥当性を検討した結果、本研究の質問紙票は女性の子育て状況に合わせて少し修正する必要が生じた。 一方、日本国内における0〜3歳児を持つ母親の調査研究を進めるにあたり、調査対象者の選定を行い各施設の内諾を得た。なお、本研究の開始に先立ち、本学の倫理委員会で疫学調査の必要要件として、倫理的問題を含んでいないかについての審査を受けた。その結果、特に倫理的な問題がなかったので研究を進めた。 今後平成16年度には英文作成による質問紙票をタイ語に翻訳して、タイ国在住の0〜3歳児を育てている母親に調査を依頼する予定である。
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