2004 Fiscal Year Annual Research Report
働く女性のジェンダーロール・ストレスが月経周辺期の健康に及ぼす影響
Project/Area Number |
15592274
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
平田 伸子 九州大学, 医学部, 教授 (60304846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊増 公次 久留米大学, 健康スポーツ科学センター, 教授 (50172218)
平野 裕子 (小原 裕子) 九州大学, 医学部, 助教授 (50294989)
加耒 恒壽 九州大学, 医学部, 教授 (60185717)
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Keywords | ジェンダー・ストレス / 働く女性 / 月経周辺期症状 / 性別役割分業観 / 女性の健康 / 精神的健康 / GHQ |
Research Abstract |
1.伝統的性別役割意識や家庭内での多重役割によって働く女性のストレス(以下、ジェンダー・ストレスとする)がどのように影響を受けているかを明らかにし、九大学保健学科紀要第4号(2004年)において発表した。 2.働く女性を対象に自記式質問紙調査を企画、依頼しF県内全域において実施した。回収率は76.7%、そのうち有効回答率は97.1%であった。平均年齢は39.9±10.1歳で、3人に1人は健康状態が思わしくないとしていた。 3.働く女性の家庭生活における家事分担および多重役割の実態と精神的健康との関連を明らかにした。日ごろから仕事や職業生活においてストレスを感じている者が80%いた。約70%が家事のほとんどを担い、これらは精神的健康と強い関連を有していた。 4.働く女性の主観的健康感と精神的健康(GHQ28)との関連を明らかにした(r=.291,p=.000)。(2005.9 日本看護研究学会にて発表予定) 5.PMS症状リスト(1997)の52項目を用い、月経周辺期の随伴症状が日常生活に及ぼす要因を重回帰分析行った。生活習慣との関連が強いことが明らかになった(論文投稿準備中)。 6.精神的健康(GHQ28)が月経周辺期の健康リズムに及ぼす影響を明らかにした(r=.346,p=.000)(論文投稿準備中)。 7.働く女性のストレスとメンタル・ヘルスの関連について、ジェンダー・ストレスの理論モデル概念を検討した。(論文投稿準備中)
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Research Products
(2 results)