2004 Fiscal Year Annual Research Report
高校生を対象にした効果的なコンドームネゴシエートのモデルプログラムの開発
Project/Area Number |
15592277
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
大石 時子 宮崎大学, 医学部, 助教授 (90331470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 ひとみ 宮崎大学, 医学部, 助教授 (90183607)
鶴田 来美 宮崎大学, 医学部, 講師 (30258983)
山崎 鯛子 宮崎大学, 医学部, 助手 (30347067)
新屋 明美 宮崎大学, 医学部, 助手 (60363579)
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Keywords | 高校生 / コンドーム / ネゴシエート / 性教育 / ピアカウンセリング / 避妊 / 性感染症 |
Research Abstract |
5月に米国ハワイ州のUniversity of Hawaii, School of Medicineのダイアモンド教授に面会し、ハワイ大学やホノルル地域の性教育活動について、情報と資料の提供を受けた。中でもカリヒーパラマHealth Centerを訪問し見せてもらったビデオ、"It can happen to you"はプロの若い演劇生をキャストにした、人の心を動かす出来栄えで行動変容を起こせると考えられた。また米国のEducation Development Centerから、コンドーム使用を教育するための指導者用キットを購入した。その中のビデオは、ディスクジョッキーとラジオ視聴者たちの会話という設定をとっており非常に参考になった。これらの内容をピアカウンセリングのプログラムに生かしたいと計画している。 しかし、高校生を対象にしたピアカウンセリングの中でのコンドームネゴシエートのプログラムとアンケートを昨年度からひき続き行った結果、高校生にはコンドームネゴシエートのみならず、性行為そのものを考えることが難しい場合が多々みられた。アンケートではコンドームをしようするかしないかより、性行為そのものをまだ早すぎると考える高校生が最も多かった。そのような場面で高校生をリードするのは大学生ピアカウンセラーであるが、大学生ピアたちもコンドームネゴシエートにつき、学習し訓練されていないと、その役割をうまく果たせていないことが見受けられた。 そのため、ピアカウンセラー養成をするにあたり、大学生は性行動やコンドームネゴシエートについてどのような意識をもち、どのように行動しているのかにつき、実態を知る必要があると考え、自己記入式質問紙を作成し調査を行った。全国5大学の大学生を対象に1121部を配布し921部を回収した。現在、集計中である。
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