2003 Fiscal Year Annual Research Report
在宅移行直後からの未熟児母子の育児支援モデル作成のための看護介入研究
Project/Area Number |
15592341
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
三国 久美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (50265097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡光 基子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助手 (20285448)
澤田 和美 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助教授 (30328405)
広瀬 たい子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (10156713)
草薙 美穂 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (90326554)
斉藤 早香枝 筑波大学, 社会医学系, 講師 (50301916)
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Keywords | 未熟児母子 / 早期介入 / 在宅 / 育児支援 |
Research Abstract |
NICU入院時に研究趣旨説明を行い承諾の得られた未熟児母子22組を対象とし、予備研究を実施した。母親11名と未熟児15名(双胎2組、品胎1組)の15組を介入群とした。母親の平均年齢は31.4歳、平均教育年数は14年、児の平均在胎週数は33週5日、平均退院時修正週数は37週6日、平均生下時体重は1887.6g、平均退院時体重は2375.6g、男児8名、女児3名、第一子8名、第二子3名であった。7組はコントロール群で、単胎7組で構成されていた。母親の平均年齢は33.1歳、平均教育年数は13.5年、児の平均在胎週数は33週0日、平均退院時修正週数は38週0日、平均生下時体重は1805.6g、平均退院時体重は2287g、男児5名、女児2名、第一子4名、第二子以降3名であった。介入群母子に対しては、退院時に授乳時のステート調整法と児のcueの読み方について説明し、児が修正週数40週になるまで1週間毎の家庭訪問を実施した。訪問時には授乳時のステート調整法と児のcueの読み方について再度確認し、SAR (Sleep Activity Record)の記録を依頼し、児の睡眠パターンの変化について話した。また、哺乳時間・体重の測定、育児相談に応じた。その後46・60週に家庭訪問を行い、前述の他に授乳・遊び場面をビデオ撮影し、育児ストレス尺度、発達検査の記入を依頼した。コントロール群に対しては、退院時に46・60週時の家庭訪問の協力を依頼し、介入群母子の46・60週時と同様のことを行った。両群とも、現在追跡中であり最終的な結果は得られていない。予備研究の結果に基づいて、16年度4月以降より、本研究に入る予定である。
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