2004 Fiscal Year Annual Research Report
地域における家族サポート看護実践-ヘルスプロモーションを基盤に-
Project/Area Number |
15592347
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
高野 順子 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (00226804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 明子 愛知医科大学, 看護学部, 助教授 (80266626)
佐々木 裕子 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (10351149)
渡邊 智子 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (00268955)
白井 裕子 愛知医科大学, 看護学部, 助手 (40351150)
山本 葉菜 愛知医科大学, 看護学部, 助手 (70352010)
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Keywords | ヘルスプロモーション / 家族サポート / 看護実践 / 次世代育成 |
Research Abstract |
この研究では主に7のプロジェクトを立ち上げ、ヘルスプロモーションを基盤に実践的研究活動を実施した。 15年度から継続しておこなった研究活動は2つの活動であった。第一は「子育て支援ネット、ながくて」で、メンバーである15の自主グループの相互理解と連携を促進する支援であった。第二の活動は、スーパーマーケット,Nピアにおける家族相談であった。月一回の相談であることから、相談件数は限られていたが、困難な出来事の早期に相談に応じることができたことは、予防的効果に繋がったと考えられる。 16年度、住民や多の専門職と共に新規に立ち上げた活動は、子育てニーズのアンケート調査、子育て支援自主グループのリーダー5名に対して行った、インタビューによる支援者のニーズ調査、障害児の集いで要請された発達障害児童支援に向けた小・中学校の訪問と相談支援、海外講師招聘プログラムであったDr V.Hayesによる子どもと家族支援看護専門職セミナー及び地域住民との集い、住民による子育てフェスタであった。 次に主なプロジェクトの成果について簡潔に述べる。研究前から継続してきた地域の子育て支援は安定期に入り、3月には「父親はどう子育てに向き合うか」で住民主体、住民主導の活動ができた。4月から、発達障害児の親の集いを定期的に持ち、親達への支援活動を始めた。メンバーは発達障害児の親達とそのPTA仲間、科研看護研究者、町の保健師、小学校の教員及び障害児児童相談員であった。マンバーは障害児とともに生きることについて相互理解を深め、偏見のない地域づくりが急務であることを学んだ。 新しく起こした研究では、ニーズ調査の結果を住民、行政、専門職に報告した。海外での子育て支援セミナーからは、子育ては発達促進的プログラムが必要で、研究チームと密接に連携しながら、研究結果をふまえた住民の選択的判断により、政策が決定され、支援計画が進められていることを学んだ。講師からはフェスタへの言葉と活動資金の援助があり、子育て支援活動は国際的なレベルルに広がった。
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Research Products
(3 results)