2003 Fiscal Year Annual Research Report
NPOの人材養成と地域社会における活用システムに関する研究
Project/Area Number |
15601001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 一子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60114211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 浩 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 助教授 (00227399)
田中 雅文 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (10217078)
高橋 満 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (70171527)
岡 幸江 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (50294856)
朝岡 幸彦 東京農工大学, 農学部, 助教授 (60201886)
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Keywords | NPO / 教育力 / 人材養成 / 職業教育 / 生涯学習 / キャリア開発 / パートナーシップ / リーダー |
Research Abstract |
本研究は、2年間の継続を予定している。初年度として、今年度は「NPOの人材養成と地域社会における活用システム」をめぐる研究動向の検討、研究の視点、年間の研究計画、事例調査の選択と各自の研究分担について、研究会で検討をおこなった。 研究の視点として、以下の3つの柱で検討をおこなうことになった。 (1)地域社会経済と人材養成(職業教育・資格・技術) (2)NPOのスタッフの人材養成(有償・無償) (3)教育機会の提供と活用(地域教育システムとの関連・協働) 具体的な調査計画として、以下のような分野別の分担を確認し、調整しながら事例調査を開始した。 (1)まちづくり・環境NPOにおけるコーディネーター集団の形成 (2)地域プラットフォームをとおした人材養成(異業種ネットワーク・サポートセンター) (3)地域再生・コミュニティビジネスのNPOにおける起業と人材活用 (4)職業能力開発・キャリア形成とNPO (5)青年のキャリア形成とNPO 事例調査は来年度もひきつづき継続することとし、年度末の段階で、すでにおこなった事例の中間的な検討から、総合的に研究視点の深化をはかるとともに、海外の動向の調査研究・文献研究をおこなった。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 佐藤 一子: "子ども・若者の社会参加と市民教育"市川伸一編『「学力」から「教育力」へ』 教育出版. 35-48 (2003)
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[Publications] 佐藤 一子: "イタリアの成人教育、継続教育・訓練、社会参加促進に関する法整備の近年の動向"東京大学大学院教育学研究科「生涯学習・社会教育学研究」. 28号. 63-75 (2003)
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[Publications] 辻 浩: "ボランティア・市民活動(NPO)推進機関運営委員会の課題"東京ボランティア・市民活動研究年報. 2003. 16-24 (2004)
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[Publications] 岡 幸江: "ケアの現場から(1)人暮らしから新たな関係を開く(4)介護保険との連携"特定非営利活動法人ケアハンズ編『CARE HANDS』. 32-35, 40-43 (2004)
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[Publications] 石井山 竜平: "座談会 民間委託を考える"月刊公民館. 2月号. 8-19 (2004)
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[Publications] 佐藤 一子: "生涯学習学がつくる公共空間"柏書房. 285 (2003)
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[Publications] 辻 浩: "住民参加型福祉と生涯学習"ミネルヴァ書房. 238 (2003)