2003 Fiscal Year Annual Research Report
理科が得意な教員を育てる-教育実習を機軸とした教員養成の実践的研究-
Project/Area Number |
15606001
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
田幡 憲一 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (00236720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川村 寿郎 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60186145)
池山 剛 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50159646)
千葉 芳明 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40113881)
猿渡 英之 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (30221287)
平吹 喜彦 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50143045)
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Keywords | 理科教育 / 科学教育 / 理科教員 / 教員養成 / 教師教育 / 教育実習 |
Research Abstract |
(1)本学の教育課程についての検討 本学の教育課程について再整理を行い問題点を抽出した。この研究の成果を、個際セミナー「Trends and Issues in Elementary School Teacher Education」にて、口頭発表するとともに、大邱教育大学校が発行したセミナーと同名の冊子に「Teacher Trainig Course of Miyagi University of Education」と題する論文を掲載した。 (2)3年次教育実習における学生支援 (1)事前の指導 本学附属学校の理科を担当する教員の援助を受けて、本学附属学校で実習を行う理科教育専攻の3年次学生を研究授業を行う学年ごとに7つのグループに分け、研究代表者と研究分担者6名が、それぞれの教材研究や理論的に背景についての指導を集中的に行った。 この結果、理科教育専攻の3年生が、他専攻の3年生および公立学校で教育実習を行った4年生と比較して、教科(理科)に関する学習の重要性を教育実習で認識したことが、明らかとなり、平成16年1月に開催された日本生物教育学会で口頭発表した。 (2)事後の指導 教育実習の研究授業を大学の授業の中で模擬的に再現させ、学生間の相互批判を行わせた。けれども、模擬授業前後で学生の反省の深さに差異は見られず、さらなる工夫が必要であることがわかった。 (3)他大学の調査 鳴門教育大学における調査では、小、中学校の学習指導要領に従った各教科の内容を、1年次から3年次まで学習することによって教育実習を支援する計画を、琉球大学教育学部における調査では、クラス担任や教育実践総合センター等が中心となって学生の体験的活動を支援する計画を検討していることがわかった。今後の研究に生かして行きたい。
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Research Products
(1 results)