2004 Fiscal Year Annual Research Report
衛星通信を用いる国際遠隔教育システムによる大学院教育推進に関する研究
Project/Area Number |
15606006
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Research Institution | TOKYO INSTITUTE OF TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
西原 明法 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (90114884)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
西方 敦博 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)
青柳 貴洋 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助手 (10302944)
藤井 信生 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00016601)
荒木 純道 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (90016668)
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Keywords | 遠隔教育 / 衛星通信 / 国際交流 / 正規大学院講義 / 教育システム |
Research Abstract |
1.国際衛星遠隔教育の実践と評価 東京工業大学の国際大学院コースで英語で開講している正規大学院講義をタイ国のアジア工科大学とキングモンクット工科大学に配信した.講義映像は衛星通信により高品質,高信頼性を確保し,質疑にはインターネットTV会議を用いることで,受講側の設備費を軽減しつつ,リアルタイムの質疑を可能とし,学生の学習意欲の維持が可能となった.また,学習意欲の維持のために,学期中一度は講師がタイ国を訪れて対面講義を行った. 2.異なる教育環境の大学院間での交流講義推進方法 外国の大学は学期構成,カリキュラム時間割などが異なるため,正規単位の交流講義を実施するためには,お互いのシステムを尊重しつつ,特別講義,集中講義などを利用して柔軟に対応することが必要である.実際,夏休み中の特別講義などで受講学生の評判も良かった. 3.国際遠隔講義での学習効果 国際遠隔講義は,国のシステムの壁,言葉の壁,相互の距離,時差などの障壁があるが,前項のようにお互いが努力すれば,対面講義と変わらない学習効果をあげられることが実証された.受講生のアンケート結果も良好であった.
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Research Products
(3 results)