2004 Fiscal Year Annual Research Report
科学高等教育における聴覚障害者のための情報保障支援システムの検討
Project/Area Number |
15606016
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Research Institution | Tsukuba College of Thechnology |
Principal Investigator |
加藤 伸子 国立大学法人筑波技術短期大学, 電子情報学科電子工学専攻, 助教授 (90279555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 一郎 国立大学法人筑波技術短期大学, 電子情報学科電子工学専攻, 助教授 (00237182)
村上 裕史 国立大学法人筑波技術短期大学, 電子情報学科情報工学専攻, 助教授 (20219900)
石原 保志 国立大学法人筑波技術短期大学, 障害者高等教育センター(障害者支援研究部門), 助教授 (70212917)
皆川 洋喜 国立大学法人筑波技術短期大学, 電子情報学科情報工学専攻, 助教授 (00273285)
河野 純大 国立大学法人筑波技術短期大学, 電子情報学科情報工学専攻, 助手 (90352567)
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Keywords | 聴覚障害 / 情報保障 / 障害者支援 / コミュニケーション / 手話 / 通訳 / 要約筆記 / ビデオ教材 |
Research Abstract |
本年度は主に以下の場面において、遠隔地情報保障実験を行った. 1.実施期間:2004年12月-2月まで 実施講義:筑波大学の講義(3年生対象) 受講学生:聴覚に障害を持つ筑波大学の大学生1名(ゼミ形式の演習) 手話通訳者への提示情報: ・【映像】ゼミ室全体映像(発表学生を含む全学生)、聴覚障害学生正面映像 ・【資料】ゼミ資料(ワード形式)を提示 2.実施期間:2005年3月24日 実施学会:福祉情報工学研究会での特別セッション 受講者:聴覚に障害を持つ研究者4名 聴覚障害者への提示情報:手話通訳者映像、パソコン要約筆記を別画面で提示 手話通訳者、要約筆記者への提示情報: ・【映像】聴覚障害者映像、講演者映像 ・【付加情報】PowerPointスライド、要約筆記、キーワード 実際の大学や学会での講義における遠隔地からの情報保障(手話通訳、パソコン要約筆記)実験を行った結果、次のことが明らかになった. ●遠隔地における情報保障では、その場で資料提示を有効活用するには、事前情報が重要である. ●手話通訳が手話表現や手話の読み取りを行っている間、要約筆記者が入力を行っている際には、視線を大きくずらすことはなく、1画面内に全情報を提示した方が望ましいことがわかった. ●キーワード等の付加的文字情報は短く提示する方が効果的であることがわかった.
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Research Products
(2 results)