2003 Fiscal Year Annual Research Report
大学教育方法改善のための教授技法事例データベース拡張および教授法改善の体系化研究
Project/Area Number |
15630012
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳沢 正義 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 助教授 (30319008)
藤谷 哲 目白大学, 経営学部, 講師 (90331446)
生田 孝至 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20018823)
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Keywords | 教授法 / FD / 大学 / 事例 / データベース / 体系化 |
Research Abstract |
本研究は、これまでに個人ベースで実施されてきた教授法の事例を集めて共有することである。事例を読むことによって、今度は自分が試すことができる。これが授業改善の最もシンプルであるが確実な方法であろう。そこで、研究代表者を中心として、平成9年にこの教授法改善のいくつかの試みを、成功事例のみならず失敗事例も含めた事例集として集積した。さらに、平成13年には、これら教授法の特徴を体系化し、海外の事例との比較を行うとともに、事例をデータベース化し公開することを試みた。 また、過去の事例収集、体系化、データベース化の取り組みをさらに発展させ、集積した事例をもとに我が国の大学教授法としての体系化を図ることを目的とした。事例を中心としながらも、これらを授業科目や分野別、受講学生の規模別、学習活動別、利用するメディア別などに分類して、事例が検索できる教授法のデータベースを作成した。データベースといっても技術的なデータベース構築が目的ではなく、集大成することが目的であり、失敗事例も含めたデータベースを開発した。 このため、会議を開催することによってなるべく多くの事例を収集すると共に、諸外国の事例とも比較できるように体系化し、これを電子メディアならびに印刷メディアとして報告書を作成した。さらに、これをインターネットのWWW上で公開し、検索できるようにした。すなわち、誰にでもどこからでもデータベースにアクセスできるようにして、広く教育関係者に提供した。将来的には、画像情報も含めたデータベースを構築する。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Sato, K., Akahori, K.: "Enhancing Interactivity in Face-to-Face Lecture by Using "Board Mediated Communication""Proceeding of world Conference on Educational Multimedia, Hypermedia and Telecommunications. (2004)
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[Publications] 佐藤弘毅, 柳沢正義, 赤堀侃司: "発言しない大学生を対象としたインタラクティブな授業づくり-受講者のフィードバックを黒板に表示するソフトウェアを用いた授業実践より-"日本教育工学会全国大会講演論文集. Vol.2. 737-738 (2003)
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[Publications] 柳沢昌義: "専門科目のための英文共同翻訳環境の開発"第19回日本教育工学会大会講演論文集. Vol.1. 141-142 (2003)
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[Publications] 藤谷哲: "目白大学新宿キャンパスにおけるファカルティ・ディベロップメント(FD)活動の試み"大学教育学会誌. Vol.25, No2. 132-137 (2003)
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[Publications] 赤堀侃司: "解決思考で学校が変わる・確かな学力の基礎にあるもの"ぎょうせい. 233 (2003)