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2003 Fiscal Year Annual Research Report

組み換え多角体を用いた相互作用するタンパク質の検出と分離

Research Project

Project/Area Number 15651084
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

太田 喜元  近畿大学, 生物理工学部, 教授 (30258058)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 秋田 求  近畿大学, 生物理工学部, 講師 (80258061)
Keywordsカイコ細胞質多角体病ウイルス / 多角体 / タンパク質相互作用 / ポリヘドリン
Research Abstract

カイコ細胞質多角体病ウイルスのVP3タンパク質の遺伝子に、任意のタンパク質の遺伝子を接続したキメラ遺伝子を、同ウイルスのポリヘドリン遺伝子と共にカイコあるいは植物細胞内で発現させると、VP3に接続したタンパク質の一部が表面に局在した多角体が形成され、細胞の破砕・遠心分離によって単離することができる。本研究はこの現象を利用して、相互作用する2種のタンパク質を検出・分離する方法を開発しようとするものである。
本年度は、ヘテロ二量体を形成して転写調節因子として作用するJunBおよびFosBをモデルタンパク質として選び、両タンパク質の二量体形成の性質を考慮して、FosBを固定した多角体の形成を試みた。ポリヘドリン遺伝子を含むpBS(KS)-H、VP3選伝子をもつpAcVP3/GFP、FosB遺伝子をもつプラスミドベクター465.2ならびに植物用バイナリーベクターpIG121-Hmを用いて、pIG121-H-VP3/FosBを構築した。これはT-DNA領域内に、いずれもCaMV35Sプロモーターとnosターミネーターで制御されるポリヘドリンおよびVP3/Fos遺伝子をタンデムにもっバイナリーベクターで、一度のアグロバクテリウム感染でFosBをもつ多角体を生成することを目標としたものである。
このベクターで形質転換したゼニゴケ培養細胞は、マーカーである抗生物質耐性を示し、顕微鏡観察によって細胞内に多角体様の構造物を形成することは確認できたが、細胞の成長が極端に悪く、DNAおよびタンパク質レベルで確認するには到らなかった。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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