2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15652020
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
青柳 悦子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (70195171)
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Keywords | 物語 / 人工知能研究 / 認知文学論 / 物語自動生成 / ナラトロジー / 物語言語 / 物語コミュニケーション / 物語的モード |
Research Abstract |
「物語」という機構の特質を抽出する手がかりとして、言語学上のモダリティという概念の応用を試みた。とりわけ物語的なモダリティを抽出して、それをコンピュータによる物語自動生成プログラムに活用できるよう、分類し理論化する方策について検討した。(下記、発表1) また、山梨大学工学部小方孝助教授との共同研究として、「文学理論とナラトロジーの知識を導入した物語コンテンツ自動生成」を開始した。これまでのさまざまな文学理論研究の成果のうち、物語コンテンツの自動生成に有効な概念、知識を検討した。とくにバフチン理論の応用をめざした。 また、科学技術と文系の研究とを総合したシンポジウムにおいて、文学研究の立場から(チュニジアの)社会発展へとつながる物語研究の方向を探求した(下記、発表2) 以下の研究発表をおこなった 1.「<物語的モード>の情報的価値」、ことば工学研究会、2004年7月2日(於:山梨大学工学部) 2.≪L'oeuvre entre l'Orient et l'Occident : Renouvellement de la litterature a partir des Mille et Une Nuits≫, TJCST2004 (Tunisia-Japan Symposium on Culture, Science and Technology, in Sfax (Tunisia), 25 May 2004
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Research Products
(2 results)