2004 Fiscal Year Annual Research Report
24時間ホームケア・夜間訪問実態把握と潜在的な夜間訪問需要の推計に関する研究
Project/Area Number |
15653037
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Research Institution | Japan College of Social Work |
Principal Investigator |
渡邉 裕美 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 助教授 (50247079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 隆 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 助教授 (30205603)
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Keywords | 24時間ホームケア / 夜間訪問 / 訪問介護 / 訪問看護 / 潜在需要 / 推計 |
Research Abstract |
平成16年度は、夜間訪問実態を明らかにするための研究と、潜在需要推計モデル枠組みづくりのためのヒアリング調査を行った。 調査A:介護報酬分析による自治体調査 夜間訪問介護と夜間訪問看護の利用者数と利用実態を把握するために、東京都内3自治体の研究協力を得て、介護保険給付費3ヶ月分を得た。夜間訪問の利用者実数を集計し、各自治体に中間報告を行った。現在、詳細な分析をすすめている段階である。 調査B:訪問介護事業所アンケート調査 平成16年5月に実施。3自治体で訪問介護サービスを提供している全ての訪問介護事業所に対してアンケート調査を行い、夜間訪問の実態と課題を明らかにした。仮報告書を作成し、自治体へ届けた。 調査C:潜在的な夜間訪問需要推計のためのモデル作成にあたってのヒアリング調査 ヒアリング調査の実施対象:(1)夜間訪問介護を実施している事業所のケアマネージャーやサービス提供責任者3名、(2)訪問看護エキスパート1名、(3)訪問看護事業所管理者1名、(4)モデル事業ナイトパトロールを行っている自治体担当者2名、(5)ナイトパトロール実施事業者の事業部長と担当者2名。 平成17年度は研究最終年である。(1)15年度・16年度研究で得たデータをさらに分析し、夜間訪問を規定する訪問介護モデ夜間訪問の利用実態が低い事実や、必要性、困難牲の背景となっている要因についてまとめる。(2)夜間訪問を規定する訪問介護モデルと訪問看護モデル案を数パターン作成する。(3)ケアマネージャーやサービス提供責任管理者により、モデル案を検討する。(4)モデルにヒアリングや実態把握で得た数量データを重ねて夜間訪問需要を推計する。(5)訪問介護と訪問看護の夜間訪問について、どのような連携下でどのように利用するとどのような効果があるか、いくつかのシュミレーションを描く。以上をふまえた研究報告書を作成する。
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