2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15653058
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
久冨 善之 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (40078952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萩原 克男 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70242469)
中田 康彦 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 助教授 (80304195)
木村 元 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (60225050)
勝野 正章 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (10285512)
深見 匡 東京都立大学, 人文学部, 助手 (00295461)
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Keywords | チャーター・スクール / 学校づくり / 中教審・行財政部会・報告 / 学校選択 / 通学区域自由化 / 新自由主義・教育改革 / 教育改革 / 学校運営 |
Research Abstract |
初年度においては、以下の3つの課題に取り組んだ。 1、学校選択をめぐる周到な集団的(地域総合的)実態調査を首都圏の3地域で実施するため、その調査協力のスタッフグループを大学院生を含んで形成し、行政・学校・教師・父母・子ども・住民を対象に想定した、調査企画を作成した。これと並行して首都圏の数市・区(品川、足立、荒川、日野、八王子、町田、鎌ヶ谷)を予備訪問し、資料収集にとり組んで、次年度の3地域比較本調査の地域選定を行った。 2、米国のチャーター・スクールに関する資料・文献を収集し、また同様のテーマでの研究留学から帰国した研究者を招いて、アメリカ・ミネソタ州での最新の状況や、米国教育研究界でのこの問題の動向について学習した。また「世界の新自由主義教育改革の結果評価と、市民の権利」についての調査文献の検討を行った。 3、日本の「教育改革」情勢の新たな展開として、中教審の「公立学校設置・管理運営制度の組み換え」に関する中間報告(12月)・答申(3月)を対象に、分担した検討会を行い、そこにチャーター・スクールを目指すNPOの意見がどれだけ反映しているのか、いないのか、この答申が「学校をつくる自由」をめぐって新しい情勢を示すものかどうか、についてその情勢評価を行った。 新しい年度には、上記1・2・3点について、より系統的な研究を計画している。
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