2003 Fiscal Year Annual Research Report
キャンベル共同計画の日本への適用-実証研究の系統的レビュー・システムの開発-
Project/Area Number |
15653070
|
Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
山田 兼尚 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 部長 (40000070)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津富 宏 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (50347382)
立田 慶裕 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (50135646)
岩崎 久美子 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (10259989)
島田 貴仁 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 研究員 (20356215)
菊澤 佐江子 奈良女子大学, 生活環境学部, 講師 (70327154)
|
Keywords | キャンベル共同計画 / エビデンス / EBP / 政策評価 / 実証研究 / メタ・アナラシス |
Research Abstract |
初年度であり、今後の研究の進め方についての協議とともに、研究の基礎となる知識を研究分担者が共有するための研究会を下記のとおり実施した。 1.第1回(平成15年9月9日) キャンベル共同計画の概要、及びキャンベル共同計画の系統的レビューの方法の基礎となるメタ・アナラシスに関して下記の本に基づき勉強会を行った。 ●Mark W.Lipsey, & David B.Wilson : Practical Meta-Analysis, SAGE. ●Morton Hunt : How Science Takes Stock - The Story of Meta-Analysis, Russel Sage Foundation. ●Frederick Mosteller, Robert Boruch : Evidence Matters : Randomized Trials in Education Research, Brookings Inst Pr. 2.第2回(平成15年11月27日) 医学分野で普及しているコクラン共同計画について、東京大学大学院薬学系研究科教授 津谷喜一郎先生の講演、及びキャンベル共同計画の部会である実証に基づいた政策実践(EBP : Evidence-based Policy making/Practice)に寄与する諸外国の研究動向について、「刑事司法」、「教育」、「社会福祉」それぞれの分野担当者がレビューを行った(「社会福祉」を担当する菊澤は、デンマークのノルディック・キャンベルセンターのワークショップに出席した出張報告を行った)。併せて、今後日本においても実証的研究と政策との関係をどのように構築すべきかについて検討した。
|