2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15656067
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
富川 義朗 山形大学, 工学部, 教授 (80007004)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広瀬 精二 山形大学, 工学部, 教授 (70007201)
高野 剛浩 東北工業大学, 工学部, 教授 (50085411)
青柳 学 山形大学, 工学部, 助手 (80231786)
岡田 恵也 マイクロストーン(株), 研究員
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Keywords | ジャイロ / ジャイロ・モーメント / モータ / 圧電振動 / センサ / 傾斜角 |
Research Abstract |
本研究は両端固定2次モード振動子の中央点に回転自由のバータイプ・ロータを付す構造で、高速回転モータを実現するのが第一の目的である。次に、ロータの回転位置に依って、振動子のインピーダンスの異なる特性を利用しての傾斜角センサであった。即ち、(1)動作原理の明確化、(2)ステータ振動子の幅、厚みの効果、特に回転位置との関係、(3)モータの基本特性としての回転数、トルクの要因の解明、(4)モータの縦置き構成への展開、(5)傾斜角センサとしての特性、特にロータの形状の検討、を行うものであった。その結果、次のような事が明らかとなった。1)高速モータとしてはロータ形状を34x6.0x3.0(mm3)と小型とし、ステータも初期の構成の1/4の縮小化に成功した。2)この時の共振周波数やアドミタンスの変化を明らかにした。3)自励振駆動モータを実現した。これにはロータ形状の工夫がキーポイントであった。4)縦置き型モータは、屈曲振動子への変位振幅を大きくする事が構成のポイントであった。これらはシニア・ジョイフル・トイとしての応用の面白いことが確認され、新しい応用を拓くものとして期待される。5)現在も更に小型化を進行中である。電子ファンやCDプレーヤの薄型モータへの適用がその目的である。6)傾斜角センサはその原理的検討を行い、十分目的の達せられることを確認した。7)ロータ位置と変位モードを有限要素解析し、どのような形状の時、良特性が得られるかを明らかにした。8)これら成果は英文の学術誌へ掲載される事こなった。9)ロータの水中での回転特性等も現在検討中である。この点は計画が遅れている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 木村拓也, 富川義朗: "ジャイロモーメント・モータに関する研究"平成15年度電気関係学会東北支部連合大会. 2E9. 169 (2004)
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[Publications] 木村拓也: "ジャイロモーメント・モータの実験"平成14年度山形大学工学部電気電子工学科卒研要旨. (2003)
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[Publications] 富川義朗, 佐藤妙子: "ジャイロモーメント・モータ構造の偏位角センサ"日本音響学会講演論文集(平成15年春季). No.3-10-15. 1221-1222 (2003)
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[Publications] 佐藤妙子, 富川義朗: "屈曲振動子のモーメント付加特性を応用した傾斜角センサ"Proc.Symp.Ultrason. Electron (No.C-4). Vol.24. 223-224 (2003)
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[Publications] 佐藤妙子: "ジャイロモーメント・モータ構造の傾斜角センサへの応用"平成14年度山形大学工学電気電子工学科卒研要旨. (2003)
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[Publications] T.Sato, Y.Tomikawa: "Basic Consideration of Slope Sensor Using Piezoelectric Thin Plate Bending Vibrator Loaded with Moment-impedance"Japanese Journal of Applied Physics. 5B(May). (2004)