2003 Fiscal Year Annual Research Report
キャピラリー電気浸透流を利用した粒子配列技術の開発
Project/Area Number |
15656157
|
Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
藤 正督 名古屋工業大学, セラミックス基盤工学研究センター, 助教授 (50238523)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 実 名古屋工業大学, セラミックス基盤工学研究センター, 教授 (60093100)
|
Keywords | セラミックプロセス / 電気浸透流 / 粒子マニピュレーション / 粉体工学 / 粒子配列 / 分散 / 凝集 |
Research Abstract |
本年度は提案した微量分析法に用いられるキャピラリー電気泳動を利用した新規粒子配置・配列技術の記と技術の確立を目指した。キャピラリーの微細さを利用し,電気浸透流による粒子移送の制御を各種条件で行った。その結果,基板上の任意の位置にマイクロメーターオーダーで粒子配列を行うことに成功した。また,微細な配列を達成するために不可欠な条件について検討した。さらにキャピラリー電気泳動を用いたスラリーの成分分析への応用についても検討した。その結果,キャピラリー電気泳動法は,ピコリットルからナノリットルオーダーのサンプル量で分析が可能であることなど,スラリー成分分析に対して多くのアドバンテージがあることを明らかとした。これらの成果は、「キャピラリー電気泳動を利用した新規粒子配置・配列技術」および「キャピラリー電気泳動を用いたスラリーの簡易成分分析」と題した研究論文として投稿準備中である。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] Minoru Takahashi: "Transparent Observation of Particle Dispersion in Alumina Slurry Using in situ Solidification Technique"Advanced Powder Technology. 15,1. 97-107 (2004)
-
[Publications] 藤 正督: "粒子表面の機能化"表面科学. Vol.24,No.10. 25-34 (2003)
-
[Publications] 藤 正督: "粒子の表面性状と粒子間付着力への湿度の影響"粉体工学会誌. Vol.40. 355-363 (2003)