2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15656164
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
香川 豊 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50152591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 紘一 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (80092328)
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Keywords | 複合材料 / 電磁波 / 偏光作用 / 光透過 / 電波吸収 / 炭素繊維 / ミリ波 |
Research Abstract |
2枚の厚さ1〜5mmのPMMA板の間に直径(D_f)50,80及び130μmのステンレス繊維及びD_f=5μmの炭素繊維を板厚さ方向の中央部で一定の間隔になるように一方向に配列した。大気中ホットプレス法により複合材料を作製した。複合材料中の繊維中心間距離(d_s)を1.0,1.5,2.0,3.0及び5.0mm、入射方向における偏光層間隔(d_z)を1.0,2.0,3,0,4.0及び5.0mmとした。比較のために、繊維格子状(d_z=0)としたものも作製した。複合材料を電波に対する偏光板として用い、同一複合材料を2枚重ね、透過する電波の減衰量とそれぞれの繊維軸が成す角度との関係を調べた。θ=90°(直交)で一定とした一体型複合材料の電波の透過率を、d_s,d_z,及びD_fを変化させて測定した。測定には1対のホーンアンテナを使用し、自由空間法により周波数範囲、20〜40GHzの電波を照射、受信しベクトルネットワークアナライザーを用いて電波透過率(T)を検出する。電波透過率は入射波及び透過波電界E^i,E^tを用いてT=|E^t/E^i|と定義した値を用いた。実験で用いた複合材料には偏光作用があることが確認された。複合材料の光透過性を可視光領域(波長380〜760nm)で調べた。この結果から作製した複合材料が窓用材料として十分な光透過特性を持つことが確認できた。
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