2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15656200
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
金 煕濬 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (50242045)
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Keywords | 石炭 / 地球温暖化 / バイオマス / ブリケット / 脱硫 / ホワイトコール / 燃焼 / CO_2削減 |
Research Abstract |
化石エネルギーの中で、石炭が将来にわたり安定したエネルギー源であるが、主なCO_2排出源でもある。石炭を主な一次エネルギー源としている発展途上国のエネルギー消費量の増加は地球温暖化の一つ原因である。石炭消費量を減らす方法としては、発展途上国で多く消費されてある低品位石炭の高品位化と、燃焼効率改善による使用量の削減が、最も有効な方法である。本研究では、石炭とバイオマスを混ぜてブリケット化することで、高品質化と燃焼効率改善を行った。また、石炭の固定観念(汚い、黒い)は変えるためファッション化も行った。即ち、表面を消石灰で被服することにより、白くて汚れ難くいバイオコールブリケット(ホワイトコール)を試作した。試作したホワイトコールは表面がチーズの様に白くて、触っても黒い汚れがつかない面白いブリケットに変身した。脱硫施設を設置しなくても既存のボイラで燃やすたけで脱硫率94%という高脱硫率が得られた。ホワイトコールを試作する時、石炭80%(重量)をバイオマス20%割合で混合するので、ホワイトコールはバイオマスの様な燃焼履歴と石炭の様な熱量をもつ性質を示した。このことは石炭が20%節約されることを意味しており、即ちCO2削減を20%も達成した。今後、消石灰を被服する時に必要なコストの削減が一つの課題であるが、現在石炭をブリケット化する時、豆炭の表面に石灰石を上手くコーティングする方法を開発している。
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[Publications] Hee-Joon Kim, Guo-Qing Lu, Tian-Ji Li, Masayoshi Sadakata: "Development of White-Biocoalbriquettes with High Desulfurization Function"Energy & Fuels. Vol.17,No.5. 1239-1243 (2003)
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[Publications] Ramesh M.Singh, Kim Hee-Joon: "Biobriquettes an alternative to Fuelwood and coal"Second International Conference on Renewable Energy Technology for Rural Development (Katumadu Nepal). 150-157 (2003)