2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15656221
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
豊貞 雅宏 九州大学, 工学研究院, 教授 (30188817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 浩二 九州大学, 工学研究院, 助教授 (60274487)
梶原 宏之 九州大学, 工学研究院, 教授 (30114862)
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Keywords | 疲労寿命 / き裂成長曲線 / 疲労センサー / 繰り返し塑性 / せん断 / 開口モード |
Research Abstract |
研究代表者らによる過去の基礎研究の成果として,疲労き裂発生・伝播挙動を繰り返し塑性域寸法を媒体として推定するアルゴリズムを構築した。 その結果,無き裂の箇所から成長する疲労き裂成長曲線を応力比、残留応力,荷重出現順序などの効果も考慮して定量的に与えられることが判明した。 開口モードが生じてからは非線形効果が入るため,大規模のシミュレーションによってしか寿命計算が行えないが,せん断き裂として伝播する期間(無き裂状態から最初の結晶内をき裂が成長する期間)はき裂開閉口という非線形性が現れないので,最大荷重と最小荷重のペアだけでき裂推進力が決定され,この期間が疲労寿命の約半分を占める。 そこで本研究では,この期間のき裂成長曲線をモニタするための疲労センサーの開発の可能性を探ることを目的とし,研究初年度である本年度は,以下の項目について検討した。 1.外力と繰返し塑性域寸法の関係を求めるプログラムを作成した。 2.センサーに実装する論理回路の設計を行った。
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