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2003 Fiscal Year Annual Research Report

モノクロナル抗体が強制的に誘導するヌードマウス発毛メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 15659071
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

高山 吉永  北里大学, 医学部, 助手 (90245407)

Keywords発毛誘導 / ヌードマウス / モノクロナル抗体
Research Abstract

I.発毛誘導モノクロナル抗体の認識する抗原の同定
I-1.抗体の調整とマウス発毛現象の再現について
a)発毛誘導モノクロナル抗体を得るために,液体窒素及び-80℃で凍結保存していた抗体産生ハイブリドーマ細胞を再培養し,まず10匹のBALB/c系列ヌードマウス腹空下にそれぞれ接種し経時的変化を観察しながら腹水液を得る実験を行なった.その際,本抗体産生ハイブリドーマ細胞確立当初には観察されていた貯留腹水液抗体に由来する発毛現象が全マウスにおいて観察されなくなるという問題が生じた.
b)そこで,細胞の長期凍結保存による抗体活性の変異を疑い,あらためて発毛誘導活性を持つ抗体産生ハイブリドーマ細胞の再クローニングを液体窒素凍結保存細胞から行なった.
c)3回の限界希釈クローニングによって選択されたハイブリドーマの培養液中に含まれる抗体の活性をウェスタンブロティングで確認し,細胞増殖時間の異なる3種のハイブリドーマ細胞を選び出し,再びBALB/c系列ヌードマウス腹空下に接種して発毛活性を有するハイブリドーマ細胞の確認実験をした所、そのうち1匹に発毛現象が再観察された.
I-2.抗体の大量調整
a)発毛が再確認されたハイブリドーマ細胞を大量培養し,再び10匹のBALB/c系ヌードマウスに対して2回,10匹のICR系ヌードマウスに対して1回,合わせて30匹からおよそ150ml分のマウス腹水液を調整した.
b)現在,腹水液からaffinity精製による高収量,高純度のモノクロナル抗体の調整中である.
I-3.精製抗体による発毛化現象の再現
a)今後は精製抗体を接種単位を振り分けて雌雄のヌードマウスに接種し,経時的変化を観察し,表皮組織サンプルを得,病理組織学的変化を調べる予定である.

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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