2004 Fiscal Year Annual Research Report
医療面接及び身体診察に貢献する模擬患者養成に関する研究
Project/Area Number |
15659121
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伴 信太郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 教授 (40218673)
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Keywords | 模擬患者 / 医療面接 / 身体診察 / 養成 / 全国調査 |
Research Abstract |
【SP(模擬患者)養成】 昨年度に引き続き、同様に下記の諸活動を行い、そのつど振り返りを行い記録し、模擬患者養成プロセスを記録した。 ・定例(×1/月):1.SPトレーニング,2.SP参加型医療面接セミナー(学生・研修医対象) ・OSCE3回、研修医オリエンテーションでのSP参加型医療面接実習、4年生対象医療面接実習3回、その他、依頼を受けた外部の医大、看護大での医療面接実習。 【模擬患者の協力を得た身体診察を含む医療面接実習(PEP)の試み:パイロット研究】 SP9名及び医学生10名を対象に、PEPを15分とフィードバックを15分間実施した。実習の前後でグループ討論を行い、SPの協力を得たPEPの今後の方向性と教育的意義について検討した。(結果)医学生は診察中のマナー、言葉がけが重要と認識し、臨床に出る前の自信にもつながると感じた。一方、SPは身体を直接触ることの重要性の他に、事前準備を十分に行う必要性と学生の前向きな態度を重要視した。このことから、SPの協力を得たPEPはマナー、言葉がけなど、尊重すべき人間に対する接し方を学ぶ教育的意義があることが示唆された。また、PEPが今後発展していくためには、十分に配慮された事前準備が必要であると考える。 【SP活動・養成及び身体診察に関する意識調査】 全国SP532名、及びSP養成に関わる59施設を対象に「SP活動・養成及び身体診察に関する意識調査」を実施した。その結果、62%のSP及び61%のSP養成者から回答が得られた。結果については現在分析中である。
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Research Products
(1 results)