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2003 Fiscal Year Annual Research Report

FDG-PETを用いた動脈硬化に対する画像診断の可能性の検討

Research Project

Project/Area Number 15659287
Research InstitutionFoundation for Biomedical Research and Innovation

Principal Investigator

中本 裕士  財団法人 先端医療振興財団, 先端医療センター・映像医療研究部, 主任研究員 (20360844)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 千田 道雄  財団法人 先端医療振興財団, 先端医療センター・映像医療研究部, 部長 (00216558)
岡田 知久  財団法人 先端医療振興財団, 先端医療センター・映像医療研究部, 主任研究員 (30321607)
坂本 攝  財団法人 先端医療振興財団, 先端医療センター・映像医療研究部, 主任研究員 (40344402)
KeywordsFDG / PET / 動脈硬化
Research Abstract

当研究の胸部大動脈のFDG集積を評価するに当たっては、PETとCTとの融合画像を用いる。FDG-PET検査と造影CT検査は同日ではあるが別々に施行されるため、融合画像がどの程度の位置ずれがあるか調査する必要がある。肝臓の生理的集積および病変の中心点におけるずれの程度を44人の患者についてワークステーション上で計測した。その結果、肝臓の生理的集積については頭尾方向6.6±8.7mm(平均±標準偏差)で頭側に、背腹方向1.9±5.11mmで背側に、左右方向2.3±7.0mmでやや右側に偏位していたが、比較的良好な一致程度と思われた。また評価の可能であった86病変について存在部位によって4グループに分類し、横隔膜より頭側に位置する呼吸性変動を受けやすい病変11.7±3.4mm、受けにくい病変10.4±5.3mm、横隔膜より尾側に位置する呼吸性変動を受けやすい病変9.7±2.5mm、受けにくい病変6.9±2.9mmの位置ずれが観察された。大動脈壁の評価については造影CT画像、PET画像、および融合画像を用いて、FDGの集積(grade1:血液プールと同程度、grade2:中等度,grade3:肝臓より強い集積)を48人の患者で場所別(上行大動脈、大動脈弓、下行大動脈上部、下行大動脈下部)に評価した。結果、FDGの集積は、grade1 : 94%, 81%, 90%, 92%、grade2 : 6%, 19%, 10%, 8%,grade3 : 0%, 0%, 0%, 0%であった。一方、CT上のプラークの描出は、grade1(1/3周以下)が88%, 96%, 73%, 67%、grade2(1/3-2-3周)が13%, 4%, 25%, 33%,grade3(2/3周以上)が0%, 0%, 2%, 0%であった。この48人の患者はすべて脳血管障害、虚血性心疾患の既往がなく、現在追跡調査中である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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