2003 Fiscal Year Annual Research Report
看護学基礎教育における「静脈内注射」の技術教育の実態に関する研究
Project/Area Number |
15659509
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
川島 理恵 福島県立医科大学, 看護学部, 助手 (90336470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 素美 福島県立医科大学, 看護学部, 助教授 (10188815)
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Keywords | 看護基礎教育 / 看護基礎技術 / 静脈内注射 / 技術教育 / 教育内容 / カリキュラム |
Research Abstract |
看護基礎教育における「静脈内注射」の技術教育に関する文献、及び、看護職者による静脈内注射施行の実態に関する文献を概観し、本研究が調査すべき内容を明確化した。次に、前述の文献検討及び、日本看護協会が作成した「静脈内注射の実施に関する指針」を参考に、『看護系大学における「静脈内注射」の技術教育に関する実態および教員の認識を調査するための調査票』を作成した。 具体的な調査項目は、(1)基礎看護技術の時間数、(2)診療の介助に関する看護技術の時間数、(3)静脈内注射に関する授業の有無、(4)静脈内注射に関する講義内容、(5)静脈内注射に関する演習内容及び到達目標、(6)静脈内注射に関する実習内容及び到達目標等、現段階における技術教育の実態を把握するための内容であった。さらに、(7)看護基礎教育において静脈内注射に関する教育を行う必要性、(8)看護職者が行うべきと考える静脈内注射の技術項目、(9)「看護職者による静脈内注射実施」に関する通知以後、教育内容を変更する必要性等、看護学教員の認識を調査するための項目も採りいれた現段階においては、「静脈内注射」の範囲について看護職者間での統一した見解が存在しないため、質問項目の作成に際し、広範囲かつ具体的に項目を記述し、技術教育の実態を具体的に把握することを目指した。 調査票の調査に際し、全国の看護系大学104校において基礎看護技術の担当教員宛に調査協力依頼文を送り、調査協力の返事を受けた大学、及び、調査協力依頼の返事を確認できなかった大学計94校に調査用紙を送付した。調査の結果、38校より回収が得られ、現在は、データの入力を行っている段階である。なお、本研究は、福島県立医科大学倫理委員会より承認を得て調査を行った。
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