2003 Fiscal Year Annual Research Report
高齢がん患者の在宅での症状マネージメントに関するプログラム開発の研究
Project/Area Number |
15659514
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
大西 和子 三重大学, 医学部, 教授 (30185334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 雅子 三重大学, 医学部, 助教授 (70266211)
佐藤 芙佐子 三重大学, 医学部, 助教授 (60324505)
明石 惠子 三重大学, 医学部, 助教授 (20231805)
井村 香積 三重大学, 医学部, 助手 (00362343)
大川 明子 三重大学, 医学部, 助手 (20290546)
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Keywords | 化学療法 / 高齢患者 / 症状マネジメント / セルフケア |
Research Abstract |
平成15年度の研究目的は、外来患者への質問用紙作成であった。そこで、まず質問用紙作成のための国内外の文献検討を行なった。同時に、外来化学療法を行っている3施設(国内2施設、アメリカ1施設)を見学し、実状把握を行った。 国内外の文献検索を行った後、文献検討を重ね、質問内容を構成していった。質問内容は、A4用紙9枚で、患者背景、がん或いは化学療法に関する知識、身体症状・心理状態、症状や精神状態による生活への影響、症状への対処方法についてであった。質問は、約30分の予定でインタビュー形式で行うものとしている。 質問内容の検討には時間をかけ、概要ができあがった。その後、4人の看護学生(学部生、大学院生)に質問用紙の回答をしてもらい、質問紙としての使い安さ、言葉のチェックなど行い、質問紙の校正を行った。 質問用紙の妥当性や信頼性を示すために、外来患者と入院患者の両者に質問用紙の調査を行う必要性があった。そこで、質問内容調査を行う医療施設の倫理委員会に研究計画書を提出し、承認された後に、外来と病棟の看護師長に研究説明と患者紹介(がん患者で科学療法を受けている人)を依頼した。約1週間をかけて、外来患者(内科外来、外科外来)28名、入院患者(口腔放射線病棟、整形病棟、消化器外科病棟、血液疾患病棟、呼吸器・消化器疾患病棟)41名に調査を行った。現在、そのデータ入力・分析の段階であり、その結果を基に質問紙の妥当性と信頼性を検討し、質問紙の校正を行い、使用可能な質問紙に仕上げていく予定である。
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