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2003 Fiscal Year Annual Research Report

大規模台風時系列画像コレクションのデータマイニングによる台風発生の予兆発見

Research Project

Project/Area Number 15700142
Research InstitutionNational Institute of Informatics

Principal Investigator

北本 朝展  国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 助手 (00300707)

Keywordsデータマイニング / 画像コレクション / 時系列画像 / 台風 / 予兆発見 / 画像データベース
Research Abstract

本研究は大規模画像コレクションからのデータマイニングに関する研究の実世界応用として,「台風発生の予兆発見」という具体的なテーマに取り組むことを目的とする研究である.このテーマは気象学の分野でも,そのメカニズムが未解明の課題として知られているが,本研究ではこの課題に対して情報学的なアプローチ,すなわち時系列画像データマイニング手法を適用し,そこから新たな知見を見出すことを目標とする.今年度はそのための基礎データとして,気象庁が蓄積している「台風発生期に関する資料」を基に画像および気象情報のデータベース化をおこない,そのデータを今後の研究に利用可能な形に整備した.このデータベースは,最終的に台風へと発達した雲パターンと,台風に発達しなかった雲パターンとをメタデータつきで収集しているため,画像パターンとしての両者の本質的な差異を抽出できると考え,この部分を平成16年度のテーマとする考えである.一方技術的な課題としては,時系列画像のような構造をもつデータベースを検索し情報を組織化するためのデータベース問い合わせ言語について研究した.そして,データベースの基本的機能として,「コンテクスト」を生成する機能が重要であるとの仮定に基づく問い合わせ言語を提案し,研究発表をおこなった.最後に,これらの研究と並行して台風画像データベースの構築を進め,台風画像および台風情報をほぼリアルタイムでデータベース化し公開するシステムを構築した.このシステムはウェブサイト(http://www.digital-typhoon.org)において公開中であり,画像データベースの内容検索機能やニュース記事の自然言語処理による要約機能などが評価を受けた結果,1年間で50万件近いアクセスを獲得し,研究成果の公開に大きな役割を果たしている.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 北本 朝展: "データマイニングのためのデータ再配列エンジン"電子情報通信学会技術報告. PRMU2003-78. 19-24 (2003)

  • [Publications] 北本朝展(分担執筆): "自然現象での予兆発見〜台風予測に欠けているもの〜大沢幸生(編)"東京電機大学出版局. 14 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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