2003 Fiscal Year Annual Research Report
システム自身の動的な適応に基づく環境変化にロバストな認識法の研究
Project/Area Number |
15700150
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
堀田 一弘 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (40345426)
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Keywords | ロバスト / 対象検出 / 顔認識 / local cell / 選択 / 向き不変 / 部分的な隠れ |
Research Abstract |
本年度は今後の研究の基礎となる階層的な情報処理に基づく汎用的認識法の研究を行った. 具体的には,脳の初期視覚を模倣した特徴抽出を行い,その出力に対して局所領域毎に主成分分析することにより階層的な特徴抽出を行った.さらに,局所的な主成分分析の出力値に対して局所的なガウシアンを適用し,対象の場所に特化した細胞を生成した.この考えを基にして向きと場所に特化した細胞を生成し,向きの変化にロバストな認識を実現した.この成果を国際会議(ICIAP2003)及び論文誌(JACIII)で発表した. この研究成果を更に発展させ,近年,汎化能力の高い識別器として注目を集めているサポートベクターマシンに局所カーネルの導入を行った.これにより,実環境下で問題となっていた部分的な隠れに頑健な認識を実現した.この成果を3月末に行われる電子情報通信学会の総合大会で発表する. また,グラフのクリークに基づく向きの変化にロバストな認識法の研究も行った.グラフの持つ柔軟性を利用することにより,少ない数のモデルだけで広範囲の向きに対応できるようになった.この成果を情報処理学会論文誌(数理モデル化と応用)で発表した.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Kazuhiro Hotta: "A View-Invariant Face Detection Method Based on Local PCA Cells"Journal of Advanced Computational Intelligence & Intelligent Informatics (JACIII). Vol.8,No.2(In press). (2004)
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[Publications] 堀田 一弘, 富田 悦次, 高橋 治久: "最大クリークに基づく向きの変化に依存しない人物の顔検出"情報処理学会論文誌 数理モデル化と応用. Vo.44,No.SIG14. 57-70 (2003)
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[Publications] Kazuhiro Hotta: "View-Invariant Face Detection Method Based Local PCA Cells"Proc.of 12th International Conference on Image Analysis and Processing (ICIAP2003). 57-62 (2003)
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[Publications] 恒川 卓也, 堀田 一弘, 高橋 治久: "リカレントニューラル予測モデルを用いたリップリーディング"第2回情報科学技術フォーラム(FIT2003). I-060. 131-132 (2003)
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[Publications] 若林 俊一, 堀田 一弘, 高橋 治久: "主成分特徴空間上の推定を用いた向きにロバストな顔の識別"第2回情報科学技術フォーラム(FIT2003). I-069. 149-150 (2003)
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[Publications] 堀田 一弘: "隠れに頑健な対象認識法"2004年電子情報通信学会 総合大会. D-12-16(In press). (2004)