Research Abstract |
顔表情の感性特性を利用した表情認識手法の開発を目的に以下の研究を行った. 1.顔や顔器官の形状を自動抽出する手法を提案し,各形状の特徴点を自動的に求めて,特徴点に基づいた顔表情や顔器官の特徴を利用した表情分析を試みた. (1)佐藤美恵,渡辺光司,羽島一夫,大須賀美恵子,春日正男:自動似顔絵生成のためのマハラノビス距離を利用した形状抽出、映像情報メディア学会誌,第57巻11号,2003,pp.1534-1542 (2)鈴井智史,渡辺光司,佐藤美恵,春日正男,羽島一夫:顔器官における感情別特徴を利用した表情自動認識手法,映像情報メディア学会年次大会,13-6,2003 2.端的に顔や表情の特徴を表現できる似顔絵に着目して,顔や表情の認識とコミュニケーションに関する感性情報の分析を試みた. (1)佐藤美恵,大園恵美,春日正男,羽島一夫,白松直樹:似顔絵の描き手の画風に基づいた表情生成手法,感性工学研究論文集,第3巻2号,2003,pp.37-40 (2)Mie Sato, Yuko Saigo, Kazuo Hashima, Masao Kasuga : An Automatic Facial Caricaturing Method for 2D Realistic Portraits Using Characteristic Points, Journal of the Asian Design International Conference, vol.1,2003,CD-ROM. (3)谷藤誠,佐藤美恵,羽島一夫,春日正男:顔特徴点を利用した似顔絵自動生成の検討,第5回日本感性工学会,2003,p.71 3.感性情報を考慮して,顔表情や顔器官の特徴と人間の基本感情に関する感性データベースを利用した,表情認識のための感性情報処理に基づく簡易な推論手法を提案した. (1)尚〓軼,鈴井智史,佐藤美恵,春日正男:表情自動抽出を利用するインタラクティブコミュニケーションの検討,映像情報メディア学会HCS・メディア工学研究会,2003,pp.13-18.
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