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2003 Fiscal Year Annual Research Report

GPIアンカー型神経認識分子NB-2/NB-3を含む分子複合体の同定と機能解析

Research Project

Project/Area Number 15700286
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

霜田 靖  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (00291154)

Keywords神経認識分子 / 細胞接着分子 / 分子複合体 / Notchレセプター / オリゴデンドロサイト
Research Abstract

正常な脳機能が形成・維持されるためには、神経細胞間(および神経細胞とグリア細胞との間)の相互作用が正確に作用する必要がある。細胞間相互作用においては、細胞認識分子とそれに結合する分子群とから成る分子複合体が重要な役割を担っている。中でもGPIアンカー型の細胞認識分子を含む複合体は「ラフト」と呼ばれるシグナル伝達のホットスポットとして機能していると考えられている。
NB-2とNB-3は、免疫グロブリンスーパーファミリーに属するGPIアンカー型の神経認識分子であり、contactinサブグループに属する分子である。これまでにそれぞれの遺伝子を欠損させたマウスの作製と解析が行われ、NB-2とNB-3はそれぞれ聴覚系、運動調節系の神経回路の形成・維持に重要な役割を果たしていることが示唆された。だが、どちらの分子も生体内でどのように機能しているのかはほとんど明らかになっていない。そこで本研究では、NB-2およびNB-3と結合する分子を同定することによって、それらの神経認識分子の機能を解明することを目的とした。
最近、NB-2/NB-3と同じcontactinサブグループに属する分子であるcontactinがNotchレセプターのリガンドとして働き、ミエリン形成細胞であるオリゴデンドロサイトの分化を制御していることが報告された。本研究では、NB-3とNotchとの相互作用について解析し、NB-3がNotchを介してオリゴデンドロサイトの分化に関与していることを明らかにした(論文投稿中)。現在、NB-2またはNB-3と結合する分子の同定をさらに進めるとともに、遺伝子欠損マウスを利用して分子複合体による細胞間相互作用のメカニズムの解析を行っている。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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