2003 Fiscal Year Annual Research Report
アクション・リサーチ実践者育成のためのオンライン英語教員研修実施システムの開発
Project/Area Number |
15720141
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Research Institution | Suzuka National College of Technology |
Principal Investigator |
三上 明洋 鈴鹿工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (80321446)
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Keywords | 英語教育 / アクション・リサーチ / 教員研修 / 授業改善 |
Research Abstract |
本研究では、日本の英語教育改革のためには、各教員が、長期的な展望をもって、継続的・体系的に自分の授業を見つめ直し、絶えず指導改善を図っていくための能力を身につけさせる研修プログラムが必要であると考え、質的研究手法の1つであるアクション・リサーチ実践者育成のためのオンライン英語教員研修システムの開発を行っている。その目的は、1 インターネットを活用したARの実践者(teacher-researcher)育成のための英語教員研修プログラムとその実施サポート・システムを開発すること 2 研修プログラムの参加教員に対する効果を検証すること 3 各参加教員によるAR実践研究経過と結果のまとめをデータベース化し、ウェッブ上で広く他の英語教教員に公開することの3つである。 初年度となる平成15年度は、まず、中学・高校の英語教員4名にご協力いただき、アクション・リサーチ研究会を発足させ、第1回研究会(オフライン)を開催し、アクション・リサーチに関する基本的な理論とその実施方法に関する研修を実施した。その後、各参加教員は、勤務校において、メーリング・リストを活用しながら、アクション・リサーチを実践・継続している。これまでの研究によって、アクション・リサーチ実施上の困難点が数多く見られることは予想された通りであったが、なかにはオンラインによる意見交換だけでは解決が難しい問題も多くあることが次第に明らかとなってきた。そこで、今後は、そのサポートシステムのあり方を再考し、オフラインでの研究会をより多く取り入れたチサーチ支援体制を確立していく予定である。
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