2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15730086
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
服部 龍二 中央大学, 総合政策学部, 助教授 (80292712)
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Keywords | 外交史 / 幣原喜重郎 / 日米関係 / 日中関係 / 国際政治史 / ワシントン会議 / ロンドン会議 / 占領期 |
Research Abstract |
3年計画の初年度にあたる平成15年度には、第2次幣原外交期におけるロンドン海軍軍縮会議に焦点を合わせ、当該期の日米関係を再検討した。 さらには、第一次大戦後における駐米大使期の幣原についても、アメリカ側史料などの分析を通じて、ワシントン会議の実像に迫った。 アメリカのオーラル・ヒストリーに関しては、とりわけコロンビア大学所蔵のもの(Dewitt.C.Poole, William Philips)を分析してある。 また、従来、占領期の幣原内閣としては、憲法制定やいわゆる5大改革指令が知られている。しかし、幣原の業績はそれだけに留まるものではなく、戦後外務省の再生や日中関係、さらには進歩党総裁としての役割など、未開拓の領域に着手した。 とりわけ本年度の研究では、幣原没後における諸家や新聞の論調を調査した。その他、大阪府の門真市立歴史資料館の史料などを見直してある。 日中関係に関しては、中国や台湾で刊行の進む史料などを購入し、読解を進めている。 その他、方法論的な考察としては、東アジア国際政治史研究の可能性について、学会誌の特集で論じてある。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 服部龍二: "幣原没後"創文. 第454号. 16-20 (2003)
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[Publications] 服部龍二: "ロンドン海軍軍縮会議と日米関係-キャッスル駐日米国大使の眼差し-"史学雑誌. 第112編第7号. 59-84 (2003)
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[Publications] 服部龍二: "東アジア国際政治史研究の可能性"歴史学研究. 第779号. 8-12 (2003)
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[Publications] 服部龍二: "明治大正期の幣原喜重郎"中央大学論集. 第25号. 1-40 (2004)
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[Publications] 服部龍二: "国際政治史の道標-実践的入門-"中央大学出版部. 180 (2004)