人口問題を考慮したマクロ経済理論の構築,およびそれの応用可能性に関する研究

2003 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 15730095
• Research Institution: Osaka Prefecture University
• Principal Investigator: 桃田 朗 大阪府立大学, 経済学部, 助教授 (30309512)
• Keywords: マクロ経済学 / 人口問題 / 公共経済学

Research Abstract

平成15年度は,人口問題に関して,総合的な観点から知識を吸収すべく,まず人口問題に関連する文献および学術雑誌を,経済学の観点のみならず,社会学,歴史学,生物学,教育・環境問題などの分野からも幅広く入手し,知識を習得することに努めてきた。
平成15年度の論文執筆に関しては,まず,研究課題と関連する2本の論文に関する改訂作業を行った。そのうちの1本「Demographic Structure, International Lending and Borrowing in Growing Interdependent Economies」はJournal of the Japanese and International Economiesに論文掲載が決定した。また.残りの1本「Cyclicity of Infectious Disease」は改訂作業を終え,海外の学術雑誌に再投稿している最中である。それに加え,平成15年度に習得した知識をもとにして,新たに1本の論文の執筆を始めようとしている。
学会等発表に関しては,今年度の報告件数は1件にとどまった。論文「Cyclicity of Infectious Disease」を帝塚山大学にてセミナー報告した。なお新しい論文が完成した際に,それを学会発表することを予定している。
平成16年度には,現在執筆を始めている論文を完成させると共に,継続して人口問題に関して幅広く知識を吸収していく予定である。

Research Products

• [Publications] Akira Momota, Koichi Futagami: "Demographic Structure, International Lending and Borrowing in Growing Interdependent Economies"Journal of the Japanese and International Economies. forthcoming.