2003 Fiscal Year Annual Research Report
液晶性超分子ホストを用いたフラーレン・カーボンナノチューブの自己組織化
Project/Area Number |
15750154
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
木村 睦 信州大学, 繊維学部, 助教授 (60273075)
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Keywords | フラーレン / カーボンナノチューブ / 液晶 / ホスト / ディスク / カラム / ネットワーク / 組織 |
Research Abstract |
フラーレンおよびカーボンナノチューブを有機物の持つ組織化によって一定の大きさ・形を持つ組織体にすることを目的とし、種々のホストの合成を行った。カラム状組織体を形成する液晶性ヘキサベンゾコロネンの側鎖にフラーレンを導入し、その組織化について検討を行った。ヘキサベンゾコロネンの形成するカラム状組織体の周りにフラーレンを集積化できることがわかった。さらに、液晶性オリゴフェニレンビニレンを合成しカーボンナノチューブとの複合化を試みた。本来安定に溶媒中に分散できないカーボンナノチューブを合成したホストを共存させることにより、数ヶ月間安定に分散できることを見いだした。さらに、溶媒を取り除いたカーボンナノチューブとホスト分子の複合体の液晶性を調べたところ、カーボンナノチューブの存在により有機物の組織体構造の変化がみられた。透過型顕微鏡観察により、この複合体内にはカーボンナノチューブのネットワークが存在することがわかった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] M.Kimura その他6名: "Preparation of Organic-Inorganic Hybrids containing Rod-like Phthalocyanine Polymers"Chem.Commun. 2504 (2003)
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[Publications] M.Kimura その他5名: "Self-Organization of Hydrogen-bonded Optically Active Phthalocaynine Dimmers"Langmuir. 19. 4825 (2003)
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[Publications] M.Kimura その他5名: "Selective Ligation to Sterically Isolated Metallophthalocyanines"Inorg.Chem.. 42. 2821 (2003)
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[Publications] M.Kimura その他6名: "Assembly of Gold Nanoparticles into Fibrous Aggregates using Thiol-terminated Organogelators"Advanced Materials. 16. 335 (2004)