2003 Fiscal Year Annual Research Report
北陸地方と関東地方の在宅高齢者における季節による生活リズムの変化
Project/Area Number |
15770161
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
中山 栄純 石川県立看護大学, 基礎看護学講座, 助手 (70326081)
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Keywords | 高齢者 / 在宅 / 生活リズム / 季節 |
Research Abstract |
本年度は研究実施の1年目となるため、先行文献の収集、検討と測定機器のプレテストをおこなった。先行研究は「高齢者」「生活リズム」のキーワードに様々な関連要因を組み合わせ検索し、要約などのその内容を確認した上で文献の収集をおこなった。高齢者は加齢などによって生活リズム自体が乱れてくることが明らかになっており、先行研究から加齢以外に高齢者の生活リズムに影響を及ぼすと考えられる要因を整理した。これらの要因は今回われわれが調査する上で関連要因として含めるか、もしくはコントロール要因と考慮すべき項目と考えられる。また、様々な統計資料を入手し地域の特性についても検討をおこなうことで、研究対象地域の絞込みもおこなった。今後は検討に用いた指標に優先順位をつけ調査対象地域の決定を具体的に行っていきたいと考える。 次に測定備品についての整備、確認、プレテストの実施をおこない、高齢者の生活リズムを測定する方法について検討をおこなった。研究代表者に身近な高齢者、調査協力の得られた学生を対象に様々な状況で測定機器をつけてもらってその差異についての検討をおこなった。また、この測定機器が対象者に与える負荷について検討し、負荷に対しては多くの対象者で研究実施可能であるとの評価が得られた。生活リズムの測定については先行文献、プレテストの結果からある程度の有効性は確認できた。今後はこの測定値の補足的なものとして何を加えるのか、本研究の最終的な関連因子としてどの要因を取り上げて、研究を実施するのかの検討を行い、実際の研究へとつなげる予定である。
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