2003 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠初期胎仔脳における低酸素負荷時の細胞障害および血管新生関連因子の発現の検討
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15790559
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
服部 純尚 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60327591)
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Keywords | 蛍光バイオイメージング / 低酸素負荷 / HIF-1α / 細胞障害 |
Research Abstract |
<HIF-1α-EGFPトランスジェニックマウスの作成> (HIF-1αのプロモーターのもとにEGFPをレポーター遺伝子として用いたトランスジェニックマウスを作成する。) はじめに、EGFP蛋白コード部位の5末端にマウスHIF-1αのプロモーターを結合させ、EGFPをHIF-1αレポーター遺伝子として持つマウスHIF-1αプロモーター結合EGFP発現ベクターを作成した。これらのベクターを、一般的に導入効率が高いといわれているリポフェクタミンを用いてマウス血管内皮細胞にトランスフェクションした。トランスフェクションしたマウス血管内皮細胞に低酸素負荷を与え、実体顕微鏡を用いてEGFP発現を目印としてHIF-1αの発現を観察した。これらの細胞の中でEGFP発現が最も強いベクターを選択し、最適なHIF-1αプロモーター部位を現在検討中である。 プロモーター部位を決定した後、マウスHIF-1αプロモーター結合EGFP最強発現ベクターからDNAを回収および精製し、これをマウス受精卵の雄性前核にマイクロインジェクションする予定である。現在すでに、EGFP発現の強いベクターからいくつかを選択しDNAの回収精製を行っており、細胞微量注入装置の至適条件についても同時に検討を行っているところである。
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