2004 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠初期胎仔脳における低酸素負荷時の細胞障害および血管新生関連因子の発現の検討
Project/Area Number |
15790559
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
服部 純尚 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60327591)
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Keywords | 蛍光バイオイメージング / 低酸素負荷 / HIF-1α / 細胞障害 |
Research Abstract |
<HIF-1α-EGFPトランスジェニックマウスの作成> 昨年度は、EGFPをHIF-1αレポーター遺伝子として持つマウスHIF-1αプロモーター結合EGFP発現ベクターを作成し、リポフェクタミンを用いてマウス血管内皮細胞にトランスフェクションした。トランスフェクションしたマウス血管内皮細胞に低酸素負荷を与え、実体顕微鏡を用いてEGFP発現を目印としてHIF-1αの発現を観察した。 本年度は、まず、これらの細胞の中でEGFP発現が最も強いベクターを選択し、最も誘導効率の高いHIF-1αプロモーター部位を決定した。その後、マウスHIF-1αプロモーター結合EGFP最強発現ベクターからDNAを回収および精製した。昨年度より行なってきた細胞微量注入装置の至適条件の検討を継続しながら、これらのDNAをマウス受精卵の雄性前核にマイクロインジェクションを行なっている。(細胞微量注入装置は当施設中央機器管理部の現有設備)マイクロインジェクションが手技的に困難であり、良好な受精卵の回収率は良好とはいえない。 これらの受精卵のうちいくつかを偽妊娠マウスに移植することによりHIF-1α-EGFPトランスジェニックマウスを作成しようと試みているが、現在までのところ成功していない。
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