2004 Fiscal Year Annual Research Report
抗癌剤とエンドスタチン形質導入の併用療法;TUMOR DORMANCYを求めて
Project/Area Number |
15790745
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
矢野 智紀 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (40315883)
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Keywords | エンドスタチン / 形質導入 / 抗癌剤 / TUMOR DORMANCY |
Research Abstract |
C3Hマウスにfibrosarcoma cellを投与した転移性肺腫瘍モデルマウスにエンドスタチン120μg/回の形質導入及び抗癌剤の経静脈的投与を週1回、3週間行い、その抗腫瘍効果を検討した。抗癌剤の種類及び濃度はcisplatin 2mg/kg, cisplatin 4mg/kg, paclitaxel 6mg/kg, paclitaxel 12mg/kg, paclitaxel+cisplatin 6mg/kg+4mg/kg, paclitaxel+cisplatin 12mg/kg+2mg/kg, paclitaxel+cisplatin 12mg+4mg/kgの計7通りで検討した。結果、対照群とひかくしてすべての投与群において有意な生存日数の改善は認められなかった。投与抗癌剤の種類が多数であったため、それぞれの群のマウス数が少数となってしまい、差が出にくかった可能性もあったため、上記のうち比較的生存日数の改善傾向の認められたcisplatin 4mg/kgに的を絞り、再度、抗腫瘍効果、生存日数延長効果の比較検討を行う予定である。 また今後は、腫瘍細胞株を上皮系腫瘍である肺扁平上皮癌培養細胞株であるSq-1979、肺腺癌培養細胞株であるLewis lung carcinomaや乳癌細胞株FM3Aなどに変更し、抗癌剤の至適濃度の調整を行ったのち、エンドスタチンの形質導入と抗癌剤を併用し、抗腫瘍効果の検討を行う予定である。
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