2004 Fiscal Year Annual Research Report
5ALAによる術中蛍光診断法の臨床実現化のための基礎研究
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15790782
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
丸山 隆志 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40301543)
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Keywords | 5-ALA / 術中蛍光診断 / glioma |
Research Abstract |
本研究は術者が容易に腫瘍を識別し、腫瘍のみの摘出が可能となるよう薬剤による腫瘍の可視化を目的とした研究である。本年の目標として発光をいかに定量化し発光強度と組織との相関を調べるための基礎実験とした。 前年度開発した煕射光源(従来型のxenon光源に加え青色LEDを用いて波長405±5nmの精度の装置)を用いて一定条件の下で照射定量化を行うための測定装置を新規開発を行っており、本年度の達成目標として波長観察のための装置の簡略化、装置と組織の間の測定距離について目標達成が可能であった。本装置を用いて、定位的に脳腫瘍患者からの腫瘍組織を摘出。同部位を術中MRIを用いてMRI上での部位の正確な特定を行う。摘出したj組織を上記装置にて蛍光強度の測定および定量化を行った。 次年度の目標として摘出した組織のMRI、PETによる解剖学的位置情報、代謝情報、および蛍光測定による定量的発光観察情報との統合をコンピューターによる処理を行い、本装置および研究による臨床使用の是非についての検討を行う予定である。
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Research Products
(2 results)