2004 Fiscal Year Annual Research Report
アデノ随伴ウイルスベクターを用いた骨組織へのbFGF遺伝子導入
Project/Area Number |
15790795
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
上杉 昌章 国際医療福祉大学, 保健学部, 講師 (50336575)
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Keywords | アデノ随伴ウイルス / 遺伝子導入 / bFGF / 骨 |
Research Abstract |
方法:1.大腿骨近位からの骨孔作成。日本白色家兎をネンブタール麻酔し、股関節を屈曲、内転し大転子部に皮切した。中殿筋をわけ大腿骨頚部より計4mmのリーマーで骨孔を作成した。2.骨内遺伝子導入。LacZおよびbFGF遺伝子ベクター1.0x10^<10>perticle/ml50μlを作成した大腿骨孔より注入し、4週後大腿骨を採取した。3.LacZ遺伝子導入の確認。LacZ遺伝子を導入した大腿骨を半切し、骨髄腔面を下にしてシャーレでX-gal染色を24時間行った。脱灰し切片を作成した。一部の標本は採取後、凍結しフィルム法で凍結切片を作成し、X-gal染色を行った。4.bFGF遺伝子導入骨の骨誘導の確認。採取した大腿骨をSOFTEXにて軟線撮影を行った。 結果:大腿骨孔よりベクターを注入は可能であったが、骨孔をボーンワックスで閉鎖することが困難であり、注入量の再現性に乏しい印象であった。4週後のX-gal染色でもLacZ遺伝子の導入は確認されたが、凍結切片を用いても導入細胞の同定は困難であった。bFGF遺伝子導入で骨誘導は軟線撮影で確認できなかった。
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