2003 Fiscal Year Annual Research Report
Na^+/Ca^<2+>交換機構阻害薬のマウス各種疼痛モデルにおける鎮痛効果
Project/Area Number |
15790819
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
山田 泰之 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (20315253)
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Keywords | ホルマリンテスト / Na+ / Ca+交換輸送体阻害薬 / KB-R7943 / 神経因性疼痛 |
Research Abstract |
マウスの足底部にホルマリンを皮下注することによって生じる疼痛反応である、第工相、第II相の反応様式に対して、Na+/Ca2+交換輸送体阻害薬のKB-R7943を腹腔内投与し、この反応に与える影響を評価した。この結果、KB-R7943を腹腔内投与によりホルマリン投与の第II相反応が抑制され、中枢性疼痛が抑制されることが示唆された。しかし、これではKB-R7943が中枢性に作用しているか、全身性に作用しているかが不明であるため、現在マウスの髄腔内にKB-R7943を投与し、同様にホルマリンテストに与える影響を測定中である。また、他のNa+/Ca+交換輸送体阻害薬でも同様の反応が起こるかを評価するため、bepridilを投与し、その反応を測定中である。
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