2003 Fiscal Year Annual Research Report
歯周病関連菌のフォンヴィレブランド因子type Aドメイン類似蛋白質の機能解析
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15791045
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
内藤 真理子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (20244072)
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Keywords | フォンウィブラウン因子 / Porphyromonas gingivalis / 歯周病関連菌 |
Research Abstract |
Porphyromonas gingivalisの決定された染色体の全塩基配列の中の予測されるORFのなかにvon Willebrand Factor Type A domain(vWFA)と類似するドメインを持つものとしてvon Willebrand Factor Type A domain protein(PgvWFA)とBatA, BatBがある。BatA, BatBはオペロン(Batオペロン)である事が予測されたので、PgvWFAとBatオペロンの遺伝子発現をRT-PCRを用いて確認した。それぞれの遺伝子のvWFA類似領域にプライマーを設計し、P.gingivalis33277株から調整したRNAをもとにRT-PCRを行った。PgvWFAとBatオペロンのどちらの遺伝子も転写されている事が明らかになった。 PgvWFAのvWFAドメインの遺伝子断片をPCRにて増幅して大腸菌にてリコンビナント蛋白質として発現、精製した。この精製蛋白質を用いてヘパリン固相化カラムを用いたアフィニティークロマトグラフィーにてヘパリン結合性を調べた。 PgvWFAのvWFAドメイン蛋白質はヘパリン固相化カラムに結合し、約0.8MのNaClにて溶出された。ヒトのvon Willebrand FactorのType A domainもヘパリンに結合するので、PgvWFAが同様の性質を持つ事が明らかになった。今後、発現蛋白質を用いて抗体を作成し、PgvWFAの局在を調べる。また遺伝子全体をクローニングしこの遺伝子の欠損株を作製、解析していく。
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