2003 Fiscal Year Annual Research Report
顎関節症におけるシクロオキシナーゼの関与について―臨床症状・画像所見との関係―
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15791165
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
藤田 宏人 島根大学, 医学部, 助手 (90335563)
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Keywords | 顎関節症 / 顎関節鏡視検査 / パンピングマニピュレーション療法 / 上関節腔洗浄療法 / 滑膜炎 / シクロオキシナーゼ / プロスタグランジン / 炎症性サイトカイン |
Research Abstract |
本年度は 1.顎関節症患者における顎関節鏡視検査の施行 顎関節症患者のうち保存療法により機能障害や疼痛などの改善を認めないものに対して,パンピングマニピュレーション療法または上関節洗浄療法と同時に関節鏡視検査を施行した。鏡視検査では,上関節腔内の滑膜炎,線維性結合組織,線維性癒着および関節構成組織の破壊の有無について確認した。 鏡視検査は、ファイバーテック社製ファイバーイメージングシステムFT-201および同社製ソリッドファイバースコープMS611S(TF3-105)を用いた。本年度は7例7関節に施行した。 2.関節滑液および関節滑膜の採取 関節滑液の回収に関しては上記検査施行時に行った。採取に際し十分なインフォームドコンセントの元同意を得て行うこととし,同意の得られないものは採取しないこととした。 関節滑液の回収は、原則として注射器にて吸引し採取したが、吸引し得なかったものについては、生理食塩水にて灌流をおこなったのち採取した。本年度は7例7関節の関節滑液を採取した。
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