2004 Fiscal Year Annual Research Report
職務感染事故発生と防止における看護職者の認識に関する研究
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15791278
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
城戸口 親史 石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (20317069)
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Keywords | 職務感染 / 針刺し事故 |
Research Abstract |
平成16年8月から9月に、早くから病院内での感染専門看護師を育成し、感染対策に取組んでいるA県内私立大学病院に勤務する看護職者に対して、看護師の職務感染に関する考えを調査した。職務感染については、看護師が遭遇する機会が多いと予測される注射針の針刺し事故とし、面接調査を実施した。そして、針刺し事故防止に関して看護職者が通常行っている感染防護行動と使用している感染防護用品、針刺し事故経験時の感染予防行動とそのときの気持ち、事故経験後の行動と気持ちの変化、学習の機会などを面接内容とした。対象となった看護職者は、看護師10人で、平均年齢26.3歳、看護師経験年数は4年5ヶ月、全員が病棟スタッフであった。このうち、針刺し事故を経験した看護師は4人であった。面接調査の結果、看護職者の針刺し事故については、常に注意をしていると答えていた。しかし、実際の防護用品の使用について、常に手袋を着用しているとした看護師は少なかった。針刺し事故を経験した看護師は、事故経験直後は針刺し事故防止のために、手袋着用、専用の針捨て容器を必ず準備してから処置を実施するといった、感染防護行動をとるように変化していた。また、針刺し事故経験の有無に関わらず、感染防護行動を必ずとっているとした看護師の病棟では、病棟管理者が感染予防に注目し職員に対して注意を促していた。さらに、病棟スタッフが協力して針刺し事故防止のためお互いに注意を促す態勢を作っていた。
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