2015 Fiscal Year Annual Research Report
新奇なトポロジを有する共有結合性有機骨格構造の分子設計と機能開拓
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15F15040
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Research Institution | Institute for Molecular Science |
Principal Investigator |
江 東林 分子科学研究所, 物質分子科学研究領域, 教授(兼任) (40302765)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DALAPATI SASANKA 分子科学研究所, 物質分子科学研究領域, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Keywords | 2次元高分子 / 共有結合性有機骨格構造 / トポロジー / 分子デザイン / 多孔材料 / 電子機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、三角トポロジーを有する初の2次元高分子を合成し、そのガス吸着能および電子機能について検討した。具体的に、2種類のC6対称性を有するモノマーを開発し、イミン結合で2種類の三角トポロジーを有する2次元高分子を高収率で合成した。いずれも高い結晶性を有し、大きな表面積を有することを見出した。これらの三角形2次元高分子はマイクロサイズの細孔を有することを見出した。ホール伝導機能を検討した結果、これらの2次元高分子は、いずれも高いホール伝導機能を有することが分かった。これらの結果、三角形2次元高分子はポアサイズ、πユニット密度、および伝導機能について、優れていることが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
現在、この新しいトポロジーを有する2次元高分子を用いて、当初予想しなかった高い分子分離機能を見出している。これからも続けて研究を発展させていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、様々な三角形2次元高分子を設計・合成し、それらの多孔性について検討する。また、得られた2次元高分子の光・電子機能を開拓する。
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Research Products
(4 results)