2017 Fiscal Year Annual Research Report
環境材料として機能化した層状複水酸化物ナノシートの設計
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15F15380
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
笹木 圭子 九州大学, 工学研究院, 教授 (30311525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PAULMANICKAM KOILRAJ 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2015-11-09 – 2018-03-31
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Keywords | LDHs / nanosheets / delamination / anionic pollutants / composites |
Outline of Annual Research Achievements |
水環境での有害な陰イオンを除去する目的で、保持時間が長く効率よく機能するイオン交換体の合成を目指し、ナノシート型層状複水酸化物の合成方法(ディラミネーション)、キャラクタリゼーション、性能評価、およびナノシートという特性を生かした機能付与をおこなった。 1)Mg-Al型および Zn-Al型層状複水酸化物ナノシートをボトムアップ法で行い、合成したMg-Al型および Zn-Al型層状複水酸化物ナノシートをAFM, PXRD, FT-IR, TEM, Uv-Vis, 27Al-NMRにより特性化した。層状複水酸化物ナノシートの生成機構に関する情報としてEXAFS測定を行い、解析した。2)Mg-Al型層状複水酸化物ナノシートでは、アルギン酸ビーズ化により集積体とし、カラム式連続試験によってヒ酸イオンの吸着除去試験をおこない、集積体としてハンドリング性を向上させるとともに、ヒ酸除去効果も維持されることを実証した。3)アミノ酸アンカーとした層状複水酸化物ナノシートの用途として、重金属イオンの除去をおこなった。吸着容量、選択性、pHの影響などを検討した。重金属イオン除去のメカニズムをさまざまな分析方法を総合して検討した。4)層状複水酸化物ナノシートを用いて、電荷が1価で静電的に吸着しにくいハロゲンイオンおよびオキソハロゲンイオンの吸着効率を調べた。5)ナノシート型層状複水酸化物によるクロム酸イオンの吸着、それに続く還元、析出の機構をとりこみ機構を EXAFS や XPSによりおこなった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)