2015 Fiscal Year Annual Research Report
熟考を促す手書きレポートの良さを残した実験管理システムの開発
Project/Area Number |
15H00200
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Research Institution | Kagawa National College of Technology |
Principal Investigator |
垂水 良浩 香川高等専門学校, 技術教育支援室, 国立高等専門学校技術職員
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Project Period (FY) |
2015
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Keywords | レポート管理 / 手書き |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究は、手書きレポートの持つ教育的利点を生かすため、最新のIT技術を活用し従来の手書きレポートの事務処理上の問題や保存の問題を解決するレポート管理システムを開発するものである。 本システムでは、まず学生は作成した手書きレポートをスマートフォンやスキャナなどでPDF化する。次にレポート管理システムにログインし、レポート提出一覧表画面より提出したい実験項目を指定し、ファイルを送信することで提出が完了する。これにより、学生は、自宅や深夜でもレポートの提出が可能となる。提出した時間が記録されるため教員は提出や遅刻の状況のチェックが簡単になる。また、複数の教員での採点や、より細かな指導が可能となる。レポートはPDFデータとしてサーバに保管されるため、保管の問題もクリアでき、いつでも簡単に取り出すことができる。レポート管理システムは、メールでの提出方法や単なるファイルサーバへの提出と違い、スケジュール機能も合わせ持つ。PDF以外のファイルも扱うことができるため、座学での提出物も登録することで、学生はいつまでに何を提出すればよいか知ることができ学習計画をたてやすくなる。また、未提出の警告や再提出の督促メールなどの自動連絡機能も備える。 以上の機能を備えたレポート管理データベースシステムをPHPとMySQLによりサーバ上に構築した。また、スマートホンからの提出時に使用するPDF化アプリを試用、評価した結果、無料アプリのCamScanneを利用してレポートをPDFすることとした。学生はレポートを撮影し、このアプリによりPDF化した後システムにログインし、提出作業を行う。ただし、この方法はスキャナに比べ撮影条件などにより見易さが左右されるため、学生の慣れが必要である。このため自宅にスキャナを持たない学生用に、市販のスキャナを使用する提出用端末も学内に用意することとした。
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