2015 Fiscal Year Annual Research Report
サルコペニア肥満の予防に向けた3次元加速度訓練による筋-肝臓リハビリテーション
Project/Area Number |
15H00700
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
丸山 剛 筑波大学, リハビリテーション部, 理学療法士
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Project Period (FY) |
2015
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Keywords | 骨格筋率 / NAFLD |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではNAFLD患者を対象に骨格筋率とNAFLD病態因子との関連性を検討した。骨格筋率の多寡により対象者を3群(低値群、中値群、高値群)に分類し、身体組成、血中生化学データ、超音波所見より解析した。骨格筋率の低値群、中値群、高値群の比較では、肝弾性度(kPa)(9.3、6.7、5.7 ; 低>中>高)、肝脂肪化度(dB/m)(293、271、235 ; 低>中、低>高)、Kupffer相輝度値(120.7、137.8、160 ; 低<中<高)、AST(U/L)(34.6、29.9、22.8 ; 低>高、中>高)、ALT (U/L)(43.7、39.1、29.4 ; 低>高)、遊離脂肪酸(μEq/L)(0.59、0.58、0.48 ; 低>高、中>高)、空腹時血糖(mg/dL)(118.2、113.9、98.6 ; 中>高、低>高)、空腹時インスリン(μU/mL)(16.5、10.1、9.38 ; 低>中>高)、HOMA-IR (4.83、3.13、1.76 ; 低>中>高)、ヒアルロン酸(ng/mL)(72.4、38.5、32.2 ; 低>中、低>高)、フェリチン(μg/L)(109.5、121.2、126 ; NS)、高感度CRP(mg/dL)(0.57、0.30、0.23 ; 低>中、低>高)、TBARS (μmoles/L)(14.3、11.4、9.2 ; 低>中、低>高)、leptin (ng/mL)(19.4、0.7、7.7 ; 低>中、低>高)、adiponectin (μg/mL)(5.8、5.8、6.0 ; NS)、TNF-α(pg/mL)(2.1、1.9、1.3 ; 低>中、低>高)であった。骨格筋率が高値の群では, NAFLD病態因子の異常は軽微であった。骨格筋率はNAFLDの病態に深く関連する因子である可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)