2019 Fiscal Year Annual Research Report
Agent Based Modeling & Its Real World Application - from Simulation to Real World Operating System
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15H01719
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
出口 弘 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (60192655)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 学 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (60553873)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | リアルワールドOS / エージェントベースモデリング / デジタルツイン / プロジェクトプログラミング / エビデンスベースポリシーメーキング / 感染制御 / IoT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「エージェントベースモデリングの実世界応用-シミュレーションから実世界OSまで」の最終成果として、実世界OSによる、シミュレーション世界と実世界とのデジタルツインの確立のための基礎枠組みの確立がある。リアルワールドOSのプロジェクトプログラミングのためのプロトタイプの制御言語OWLIEと、それを用いてエージェントとのデータのやりとりをするServalCatコンテナは実装が終わり、その実際のケースでの評価とを行うことが求められている。 他方で、リアルワールドOSの全体スキームの応用では、実世界でのマルチエージェントの制御系のPOCのための適切なケースが必要となる。2020年度は、COVID-19のために、実際の工場に入ることが困難であり、研究協力を行っている工場で、実際の制御系の事例を組むことが困難となった。これに代わるものとして、二つの角度から「エージェントベースモデリングの実世界応用-シミュレーションから実世界OSまで」の研究の成果を実世界に応用するための研究を進め、成果を得ることができた。 第一は、新型コロナの感染制御を事例として、エージェントベースモデリングとそのシミュレーションによる感染制御のシナリオ解析と、それに基づく実世界制御のためのスキームの提示である。これは、現実世界の大規模な感染制御のような事例では、プロジェクトプログラミングを用いたワークフロー制御は行えないが、同じ考え方を用いて、エビデンスベースのポリシーメーキングとその実行制御が設計できるからである。 第二は、、工場でのロボットセルを中心とした溶接の自動機械に対する、IoTを用いたデータ把握・ワークフローの状態分析とその表示に、我々の開発したServalCatコンテナを用いた実応用を行ったことである。 これらにより、本研究の成果は十分しめされた上で、次のステップに向けての課題も明確となった。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)