2016 Fiscal Year Annual Research Report
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15H01780
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
須藤 健一 国立民族学博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 館長 (10110082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 憲司 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 教授 (10192808)
野林 厚志 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 教授 (10290925)
久保 正敏 国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (20026355)
園田 直子 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 教授 (50236155)
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 研究戦略センター, 教授 (60214772)
林 勲男 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 准教授 (80270495)
亀井 哲也 中京大学, 現代社会学部, 教授 (60468238)
佐々木 史郎 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, 部長 (70178648)
阿部 健一 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 教授 (80222644)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 博物館学 / ネットワーク / コミュニティ / 共創 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)博物館とのネットワーク化と共同研究 須藤健一は、2016年6月に現代アボリジニ・アートの企画展開催を通じて、オーストラリア国立博物館とネットワークの構築を行なった。吉田憲司と園田直子は同年7月、ICOM(国際博物館会議)ミラノ大会に、また、吉田は同年5月にIUAS(国際人類学・民族学科学連合)のドブロニク大会に参加し、各国の博物館とネットワーク形成について協議した。岸上伸啓は同年8月と9月にカナダのカナダ歴史博物館など4館およびイギリスの大英博物館等2館と先住民展示に関するネットワーク化を行った。また、カナダUBC人類学博物館とデータベース共有のための共同研究を開始した。日高真吾(協力者)は、同年9月に米国西海岸にあるアジア美術博物館など4館でネットワーク化の協議を行った。阿部健一は東ティモール国立博物館とネットワーク化を行った。 (2)ソースコミュニティとのネットワーク化と共同研究 佐々木史郎と齋藤玲子(協力者)は、アイヌ文化の継承者らとともにアイヌ文化展示およびデータベース構築について共同研究を行った。信田敏宏(協力者)は、2016年9月にマレーシアの国立博物館およびオラン・アスリ関連の博物館において協力のあり方について議論した。亀井哲也は、同年8月~9月に南アフリカ共和国でンデベレ人社会の現地調査を行うとともに、ウィットウォータスランド大学美術館でネットワーク化について協議した。野林厚志は、同年12月に台湾の台北市と台東県でソースコミュニティと博物館との間の学術資料の情報共有化の現状と仕組みについて調査を行うとともに、ネットワーク構築を行なった。 (3)情報共有システムの開発 久保正敏は、博物館所蔵アーカイブズ資料の情報化のために、簡易なデータベース・システムを作成し、それを共有しながらデータ付加を行えるシステムを構築するための稼働実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国内外の博物館やソースコミュニティとのネットワーク化は順調に進んでいるため、とくに問題はないと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策については、国内外の博物館やソースコミュニティとの間で構築したネットワークに基づいて、博物館展示やデータベース構築に関する共同研究プロジェクトを実施する予定である。
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Research Products
(21 results)